借金90万の返済を楽にする方法と返せないとやばい人の特徴
「借金90万やばい」や「借金90万返済できない」と検索している人はすでにかなりやばい状況です。
金利18%で90万円の借金をしている人は、1年ごとに最大で約16万円の利息が加算されていくので早期の解決が必要です。
借金90万を返済できない人がすべき返し方は2つしかありません。1つは生活の支出を見直すこと、2つは債務整理の相談を専門家にすることです。
借金は放置すると自分だけの問題ですまなくなるので、借金を返す方法を知り今すぐ実行すべきです。
借金90万の返済を急ぐべき人
- 年収が270万円以下
- 返済額が手取りの3分の1以上
- 2社以上から借り入れをしている
- ギャンブルで借金を作った
- 滞納や延滞をしている
年収が270万円
年収が270万円以下(月収は22~23万円)の人で借金を90万円以上している人は非常にやばいです。
貸金業者が貸し付けできるお金は原則として「総量規制」という法律から、年収の3分の1までと決まっています。
総量規制の法律がつくられた背景には、年収の3分の1以上借りた人の多くが、多重債務をして借金の返済ができず、生活苦になって自殺者が増えたことにあります。
年収が270万円以下で借金を90万円している人は今すぐ借金を解決できる弁護士や司法書士に相談すべきです。
返済額が手取りの3分の1以上
貸金業者は「総量規制」という法律で年収の3分の1以上の貸し付けは禁止されています。
しかし、債務者(あなた)は複数社から借りれば90万円以上の借金をすることが可能です。
年収が270万円の人の手取りは約17万円程度ですので、5.5万円以上を返済に当てている人は総量規定を超えている可能性があるため非常にやばいです。
借金を解決できる弁護士や司法書士は無料で相談に乗ってくれ、着手金も無料でおこなえるところが多いので今すぐ相談にいくべきです。
2社以上から借り入れをしている
2社以上から借りている人は返済能力が追いついていない可能性が高いです。そのため、今後もさらに借り入れ業者を増やす可能性があります。
2社以上借りている人の多くは、借金を借金で返す自転車操業をしている傾向が高く、借金が返せないどころか、さらに増えている人が多いです。
複数社から借り入れを繰り返すと、闇金業者に手を出す可能性も捨てきれません。
闇金業者からお金を借りてしまうと身内や友人、近所の人、職場に迷惑がかかるので危険です。
人生が破滅する前に今すぐ弁護士や司法書士に相談すべきです。
ギャンブルで借金を作った
ギャンブルで借金をつくると雪だるま式に増えていきます。
その中でもパチンコやオンカジ(オンラインカジノ)で借金を増やしてしまう人が多く、借金がヤバいと言われる総量規制(年収の3分の1以上の借金)を簡単に超えるケースも珍しくありません。
常にパチンコやオンカジのことを考えているという人はギャンブル依存症です。ギャンブル依存症は借金を無くしても治らないため、依存症を治すことも同時にしなくてはいけません。
滞納や延滞をしている
借金の返済を延滞したり、滞納してため込んでいると借金を解決する債務整理という手続きをしなくてもブラックリストに載ることになります。
また、延滞と滞納を繰り返すと遅延損害金が発生し、借金がさらに膨れ上がります。
貸金業者からの督促を無視し続けると財産を全て差し押さえられてしまいます。財産を差し押さえされると弁護士や司法書士でも対応できなくなります。
延滞や滞納をするということは返済する能力がないのと同じですので、一刻も早く弁護士や司法書士に債務整理の相談をするべきです。
借金90万の返済を楽にするお得な方法
生活の支出を見直す
90万円の借金は生活の支出を見直すことで完済できる可能性があります。
毎月の支出で見直す必要があるのは固定費や嗜好品、娯楽、交際費です。
見直すべき固定費
- 家賃(電気ガス水道も含む)
- 通信(スマホ代・WiFiなどネット環境)
- 保険
全宅連が調査した「月収に占める家賃の割合」では収入の20%と答える人が全体の4割いる結果がでています。
収入の半分や3分の1までとしている人は家賃が高い可能性があるので、もう少しグレードを落とした住まいに移るのも選択の1つです。
見直すべきその他のお金
- 嗜好品(お菓子・たばこ・酒など)
- 娯楽(ゲーム・遊び・推し活など)
- 交際費(外食など)
固定費以外の支出はできるだけ減らしたり、なくすべきです。
特に嗜好品や娯楽は依存性が高いものも多いため、我慢することで90万円の借金もすぐに返せるというケースもあります。
「分かってはいるけどやめられない」という人は分かっていません。依存症の可能性があるため、カウンセリングを受けるべきです。
任意整理をして借金を減らす
任意整理とは貸金業者と交渉して利息をカットして元金だけ返済することができる手続きです。
任意整理は弁護士や司法書士に依頼すると簡単にできます。
任意整理にかかる費用は90万円の借金なら、10万円~20万円程度ですることができます。
1年間で返済し終える計画のもと返済がきちんとできている人は任意整理をするメリットがありません。
しかし、返済の見通しがない人や2年以上かかる人は任意整理した方がお得です。
任意整理すべき人の条件
1社からの借り入れをしていたとき
借金の金利 | 通常の返済総額 | 任意整理後の総額 |
---|---|---|
金利18% | 122万4,000円 | 84万円(目安) |
金利17% | 120万6,000円 | |
金利16% | 118万8,000円 | |
金利15% | 117万円 | |
金利14% | 115万2,000円 |
借金の返済に2年以上かかる人は任意整理をした方が40万円近くお得になるケースがあります。また、任意整理をすると3年~5年で完済する分割支払いの契約もできるようになるので毎月の返済額をグンと減らすこともできます。
2社以上からの借り入れをしていたとき
借金の金利 | 通常の返済総額 | 任意整理後の総額 |
---|---|---|
金利18% | 122万4,000円 | 94~100万円(目安) |
金利17% | 120万6,000円 | |
金利16% | 118万8,000円 | |
金利15% | 117万円 | |
金利14% | 115万2,000円 |
借金の返済に2年以上かかる人は任意整理をした方が20万円以上お得になるケースがあります。また、任意整理をすると3年~5年で完済する分割支払いの契約もできるようになるので毎月の返済額をグンと減らすこともできます。
任意整理の依頼料は貸金業者1社あたりに費用がかかります。そのため、3社以上の借り入れになると依頼料の方が高くなる可能性があるので、どのように返済をしていくべきか相談する必要があります。
自己破産をして借金をなくす
収入がなく、そもそも返済することができない人は自己破産をすべきです。
自己破産は「破産」という言葉から手続きしたら人生が終わりと思っている人も多いですが、まったくの勘違いです。
自己破産は終わりの手続きではなく、リセットしてやり直すための手続きです。
自己破産をするとすべての財産を失って生活できないと思うい人もいますが、勘違いです。
自己破産で残せる財産は多い
自己破産をしても99万円以下の財産と20万円以下の商品は残すことができます。20万円以下の商品とは、家財道具や古すぎてお金にならない車などです。
- 預貯金
- 家財
- 冷暖房器具
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- テレビ
- 生命保険
- 敷金
- 退職金
借金90万は何年で返済すべきか
2年以内に返済すべき
90万円の借金は2年で以内に完済するべきです。
1年ごとに返済期間を延ばすと約16万円ずつ利息が上乗せされるため、どんどん完済まで遠ざかってしまいます。
3年目に突入すると借金の総額は100万円を超えてくるため、収入が低い人はいよいよ破産を視野に入れなくてはいけなくなります。
利息があることによって借金を返せる見込みがない人は、任意整理を弁護士や司法書士に依頼して利息を無くした状態で3年~5年で完済する計画を立てるべきです。
借金の総額 | |
---|---|
1年目 | 1,062,000 |
2年目 | 1,224,000 |
3年目 | 1,386,000 |
4年目 | 1,548,000 |
借金90万を返済する方法によくある質問
- 借金はいくらからやばいの?
-
借金のやばいボーダーラインは自分の年収の3分の1になります。年収が270万円の人は90万円の借金をしているとやばいということになります。詳しくは「借金90万円がやばい人はこんな人」で解説しています。
- 借金90万は何年で返すべき?
-
借金はできるだけ早く返すべきです。遅くても借り入れから2年間で返すことを目標にすべきです。返済総額は1年ごとに約16万円増えていくので、返済に2年以上かかるという人は弁護士や司法書士に任意整理の依頼をした方が安く済むケースがあります。詳しくは「借金90万の返済できない人がすべき2つの返し方」をご覧ください。
- 借金の相談はどこにすべき?
-
借金を解決することをゴールとした場合に相談すべき場所は3つだけです。1つ目は法テラス、2つ目は弁護士事務所、3つ目は司法書士事務所です。法テラスには利用するための条件があるため、審査をする時間がない人は弁護士や司法書士に直接相談した方が良いです。詳しくは「借金の相談はどこがいい?相談先」をご覧ください。